日本医学会総会 産業医学研修「発達障害特性・パーソナリティ障害症状へのあるべき職場対応」に登壇します
開催日 |
2023年4月23日 |
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開催時間 |
11:00~12:00 |
講演者等 | |
主催 |
日本医学会 |
会場名 |
東京国際フォーラム |
会場所在地 |
東京都千代田区丸の内3-5-1 |
お申し込み | |
テーマ |
「発達障害特性・パーソナリティ障害症状へのあるべき職場対応」 |
業務分野 |
詳細情報
第31回日本医学会総会2023東京
産業医学研修セッションに
弁護士小島健一 が登壇いたします。
テーマ「発達障害特性・パーソナリティ障害症状へのあるべき職場対応」
[抄録から]
産業医をしているとしばしば出会う、ADHD、ASD(自閉スペクトラム症)等の発達障害の特性があるとみられる固執の強い社員が、他人を恣意的に操作する、自滅的な行動に他人を巻き込む、被害妄想的な主張を繰り返す、といった問題行動に及んでおり、パーソナリティ障害の症状を呈していることは、決してめずらしいことではない。
しかし、産業保健支援センターを通じて休職社員の復職判定を求められた医師が、パーソナリティ障害を見立て、復職不可の意見を述べたために、当該社員から訴えられて被告となった事件がある(神奈川SR経営労務センター事件第4次訴訟)。
発達障害の特性によって失敗を繰り返し、苦労を重ねた結果、障害特性の上に“乗っかってしまった”かたくなな価値観や否定的な思考パターンに本人自身が振り回されて逸脱行動に及び、その姿に直面した上司・同僚、人事・経営者が不信感・嫌悪感を募らせ、“火に油を注ぐ”対応をしてしまうことで、さらに事態が悪化していることが多い。
「発達障害には配慮しなければならないが、パーソナリティ障害は手にあまる」という二分法では解決しない。人事労務と産業保健を支援し続ける弁護士がその技法を解説する。