メンバー紹介

  • パートナー

    島村 謙

    Ken Shimamura

  • アソシエイト

    横地 未央

    Mio Yokochi

  • アソシエイト

    橋本 充人

    Mitsuhito Hashimoto

  • 本日は、新たに弁護士としての第一歩を踏み出そうとされている方に向けて、当事務所についてお話をしていこうと思います。

    私は、60期のパートナー弁護士の島村謙と申します。税務訴訟の経験を積みたくて当事務所に就職したのですが、やがて会社法専門のパートナーの先生のもとで勉強させて頂く機会が増えまして、現在では、主にM&A、コーポレートガバナンス関連や会社法訴訟等を多く受任しています。

  • 74期のアソシエイト弁護士の横地未央と申します。当事務所に入所以来、パートナーの先生方とともに様々な案件に担当してきましたが、特に、民事信託、相続一般や知的財産関係(商標、ビジネスモデル特許等)に関する案件に力を入れています。

  • 同じく74期のアソシエイト弁護士の橋本充人と申します。当事務所に入所してから、企業法務(各種契約書の作成・レビュー、会社法関連相談、訴訟、M&A案件等)、内部通報の外部窓口、株主総会対応、一般民事事件等に関する幅広い案件を担当しています。

当事務所に入所を
決めた理由

  • 早速ですが、お二人が当事務所に入所を決めた理由を聞かせてください。

  • 私は、政策立案を通してトラブルを事前に防ぐ仕事がしてみたいと思い、国家公務員の職を選びました。国家公務員の業務もとても魅力的でしたが、自分の名前で仕事をしてみたいという思いが強くなり、弁護士となりました。当事務所の「先手必勝」という予防法務の考えは、公務員時代から大切にしてきた思いを生かせると思い、当事務所に入所しました。

  • 私は、就活時に、特にこれといってやりたい分野が決まっていたわけではありませんでしたが、将来的には、強みとなる専門分野を見つけて活躍したいと考えていました。そのため、事務所選びに際しては、はじめのうちは幅広い業務分野を経験することができるか、その後に専門性を深めることができそうかということを重視していました。当事務所の面接の際に、鳥飼先生やパートナーの先生のお話をお聞きして、私の希望する働き方ができそうだと感じたのが、大きな決め手になりました。

実際に当事務所で
働き始めて

  • 実際に当事務所で働き始めてどうでしたか。

  • 冒頭でもお話したとおり、幅広い案件を担当することができています。また、入所後約2年が経過しましたが、事務所に所属する全てのパートナー・アソシエイトの先生と仕事をする機会があり、それぞれの先生の考え方や仕事の仕方を学ぶことができています。

  • 平日の働き方や休日の過ごし方はどのような感じでしょうか。

  • 働き方や休暇の取り方は、若手であっても、自身で業務量を考えながら柔軟に決められるかと思います。様々な形での働き方をされている先生も多く、ライフステージの変化があっても1人で悩まず相談することができる雰囲気なのではと感じます。

  • 働く時間や場所はある程度各人の裁量に任されていますが、私は、基本的には平日朝9時には出所し、夕食の時間には帰宅するようにしています。案件の状況次第では、帰宅後や土日に自宅で仕事を行うこともありますが、基本的にはプライベートの時間も確保することができています。

印象に残っている業務

  • 島村先生のこれまでの弁護士業務で印象に残っている業務はどのようなものがありますか。

  • アソシエイト時代、最初に取り組んだのは神奈川県さんの臨時特例企業税条例事件(税務訴訟)の控訴審でした。逆転勝訴し、多くの著名な租税法研究者から意見を頂きながら戦うスケールの大きさに圧倒された記憶があります。同じ頃、秋葉原の大手電機店、九十九電機さんの民事再生事件にも取り組みました。毎日現場に出向いて、つぎつぎに起こる想定外の法律問題に先輩の指導を受けながら取り組みました。内閣府への出向を終えてからは、税務訴訟や会社法訴訟などにも取り組みましたが、雪国まいたけさんのTOB案件が、会社法案件の奥深さに触れたという意味で転機となった案件です。現場の我々は、表には出ない、いろいろな調整に文字通り奔走しました。

    その後は、日立国際電気(現KOKUSAI ELECTRIC)さんの非上場化や、東芝さんの社内調査支援、複数の上場会社のアクティビスト対応助言など、やりがいのある様々な会社法案件を受任しています。最近では、会計監査に関する訴訟(監査法人側)や、株主代表訴訟(役員側)などの訴訟対応にも力を注いでいます。

    ちなみに、当事務所の特徴として、事務所の規模の割に大きな案件も多く、案件の種類も多様なこと、他方で、専門性の枠に囚われず何でも挑戦できる土壌があること、が挙げられます。私も、アソシエイト弁護士が自分から案件に手を挙げてくれたら、基本的に参加してもらう方針です。

新人弁護士に期待すること

  • パートナーの先生から見て、新人弁護士に期待することは何ですか。

  • 法曹資格は公器ですから、縁あって弁護士になった以上は、活躍して世の中に貢献する必要があります。ただ、キャリアの初期の頃はとくにそうですが、貢献する分野はさほど拘らなくていい。会社法でも労働法でも税務訴訟でも知財でも、巡り合った案件に、これと決めて取り組めば面白くなり、やがて夢中になって能力が身につく。弁護士の実力は、そうやって身につくものだと、当事務所の先輩方も、他の事務所の偉大な先生方も、多くの方がそうおっしゃいます。だから、本当に好き嫌いせず、ともかく出会った案件に、意欲をもって真剣に、かつ楽しく取り組む、そういう姿勢で頑張ってくれたらいいと思います。

事務所と日本の法曹の
これから

  • 若手の立場から将来の弁護士像や日本の法曹のこれからについて何か考えていることはありますか。

  • 「挑戦」という言葉に尽きると思います。AIの発展など社会情勢は大きく変容しており、既存のやり方に拘泥していては、弁護士業自体が社会に必要とされるサービスとして取り残されてしまうのではないかと思います。例えば、相続分野と一口に言っても、訴訟を知っている弁護士として、何ができるかを個別の案件ごとに頭を悩ますべきと思います。

  • 時代や社会のニーズは目まぐるしく変化しており、弁護士には、訴訟や交渉だけに留まらず、多種多様な活躍の場が広がっていると感じています。そのため、幅広い業務経験を積み専門性を高めながら、これまでの常識にとらわれない柔軟な考え方をもって自分自身が輝ける場を見つけて世の中に貢献したいと思っています。

  • ありがとうございます。二人とも、既存の弁護士像に囚われない新しいビジョンがあるようで素晴らしいです。鳥飼先生の影響ですね。お二人の後にも、やる気と正義感に満ちた新しい新人が続くことを期待しています。

募集要項