メンバー紹介

  • パートナー

    村瀬 孝子

    Takako Murase

  • アソシエイト

    種池 慎太郎

    Shintaro Taneike

  • アソシエイト

    塚越 幹夫

    Mikio Tsukagoshi

自己紹介・
担当業務について

  • この座談会では、当事務所のパートナー弁護士とアソシエイト弁護士、それぞれの立場からお話をさせていただき、多くの方に当事務所の特徴や魅力を知っていただきたいと考えています。まずは、参加いただく先生から自己紹介をお願いいたします。

  • 49期弁護士の村瀬孝子です。

    当事務所のアソシエイト弁護士第1号です。企業での勤務を経て、司法試験に合格しました。

    現在の業務は、法人の顧問業務が中心で、上場企業の社外役員にも就いています。

  • 75期弁護士の塚越幹夫です。

    私は、当事務所に入所してまだ2年目で、主としてパートナー弁護士とともに、個人や法人のお客様からの裁判手続や任意交渉・日々の顧問業務など幅広い御依頼に携わっています。村瀬先生とは、上場企業の顧問業務や株主総会対応で御一緒しています。

  • 75期弁護士の種池慎太郎です。

    当事務所に入所以来、新規ビジネスにあたっての法律相談などの法人の顧問業務や、相続・契約トラブルなどの一般民事、訴訟など幅広い業務に携わっています。

    村瀬先生は、現在、法人の顧問業務を中心に担当されているとのことですが、入所当初から法人の顧問業務を多く担当されてきたのでしょうか?

  • 個人の方から受任した事件より法人の顧問業務を担当することが多かったように思います。入所当時は、顧問先である出版社側の代理人として、専ら名誉毀損に関する訴訟を担当していました。

    現在は、顧問先の特定の分野だけを担当するのではなく、企業に生じる様々な問題に対応しています。したがって、顧問業務の範囲は、民法、会社法、労働法などの他、知的財産権法や独占禁止法、金商法、またその企業に関わる各種業法など、とても広いものとなっています。B to Cの企業であれば消費者法も必要ですし、民事、商事だけでなく、刑事事件を受任することもあります。

    当事務所は税法関係の御相談も多いのですが、残念ながら、税法関係は担当していません。ただし、企業の顧問業務においては、印紙税に関する知識が不可欠ですので、印紙税法は勉強しています。

  • 顧問業務では、幅広い法分野への理解が要求されることは、私も最近実感しています。そういえば、村瀬先生と担当している顧問先からの御相談で、農地法や信託法の条文について、議論したことがありますね。

当事務所に入所した理由

  • 種池さんと塚越さんは、入所されて2年目とのことですが、どのようなきっかけで当事務所に入所されたのですか?

  • 私は、①企業法務を中心に幅広い業務を経験したい、②いろいろな弁護士から仕事を学びたい、③主体的に仕事に取り組みたい、ということを柱に就職活動をしていました。

    当事務所は、税法だけではなく企業法務にも注力していること、所属弁護士数が中規模であること、などといった点が、私の希望に合致したことから入所を希望しました。

    村瀬先生もおっしゃるとおり、当事務所といえば税法というイメージがあり、実際に税法関係の業務を希望して入所される方もおられます。実際に「税法案件だから当事務所に」という御相談は多いですが、それ以外の案件もたくさんあります。

    ですので、入所後は税法案件にとどまらない幅広い分野の業務に携わることができますし、業務内容によっては実質的に任せていただけることもあり、とても勉強になります。

    また、数十人の弁護士が所属しているため、いろいろな弁護士に助言を求めることができることや、それぞれの仕事の進め方を見ることができることも良い経験になっていると感じます。

  • 私の出身である青山学院大学には、当事務所に籍をおく教授がいらっしゃったことや、パートナー弁護士が受け持つ講義がありましたので、もともと当事務所に関心を持っていました。その上、私は司法試験の選択科目で租税法を選択していたこともあり、税務訴訟で有名な当事務所への関心がさらに高まりました。入所後の現在も、やはり税法関係の事件に携わることが多く、たとえば、税理士のお客様から御質問を受けたり、逆に税理士に対する責任追及をする訴訟に関与しています。

当事務所の特徴・魅力

  • 村瀬先生は、アソシエイト第1号ということで、当事務所に長く在籍しておられますが、税法という強み以外に当事務所の特徴や魅力について、どのように感じておられますか?

  • 意欲があれば、何でもできるということでしょうか。何かやりたいことがあったとき、所長の鳥飼先生に話をすれば、まず応援してもらえます。各弁護士が培った能力は事務所の財産になります。各人が勉強すること、トライすることには協力を惜しまない、というのが鳥飼先生のスタンスです。執筆などもその一つです。もちろん単著でもよいですし、事務所メンバー共著の出版物も沢山あります。

    そして、居心地の良さも挙げられます。それを作っているのも、鳥飼先生のキャラクターであるように思います。あまり細かいことをおっしゃいませんし、誰にでも長所があることを認め、そこを伸ばそうと考えてくださいます。

  • なるほど、鳥飼先生のお人柄というのが大きいのですね。種池さんは、当事務所の特徴や魅力について、どのように感じていますか?

  • 村瀬先生と重複してしまいますが、当事務所は意欲があれば、経験の有無や年次に関わらず、いろいろなことに挑戦できる環境であるということです。

    当事務所は「専門性と開拓者精神」という理念を掲げ、鳥飼先生自身、新規分野の開拓に意欲的に取り組んでいますし、事務所としても、新規分野だけでなく、従来からの弁護士業務であっても、若手にどんどん取り組んでもらおうという雰囲気です。

    私自身、入所1年目から書籍の執筆や大型訴訟を担当しているほか、変わったところでは、事務所のIT化の推進についても関与しています。

    私は「こういう業務がやりたい」と思って弁護士になったわけではなく、業務を通じて自分の専門性や強みを見極めたいと思っており、そのような観点からもいろいろな経験をさせていただけることは大変ありがたいです。

弁護士の働き方について

  • ところで弁護士の働き方は千差万別だと思います。当事務所に所属する弁護士だけをみても、働き方が全く異なると思いますが、村瀬先生は、働き方で意識されていることなどはありますか?

  • 最近は、「無理をしない」です。以前は、終電に間に合わずタクシーで帰ることがよくありましたし、徹夜もありましたが、今はそんなことはありません。

    ただ、クライアントへの連絡が遅滞してはいけませんので、自宅で遅くまでとか、土日に作業ということはあります。

    とはいえ、IT化が進み、所員にはモバイルのパソコンも貸与されていますので、ずいぶん楽になっていると思います。朝も、特に何もなければ遅めですね。

  • 最近では、web会議やweb法廷が日常的に行われるようになってきました。弁護士の働き方も変化してきているのですね。種池さんは、どうですか?

  • 基本的に、平日の9時から18時までが事務所の営業時間ですので、その時間帯をいわばコアタイムと考えて仕事をするようにしています。もちろん遅く出勤したり、早く退勤したりすることもあります。

    弁護士ですので、業務量はある程度自分自身で調整できますが、最初の数年間は経験を積むという観点も重要であると考えています。

    ただ、仕事にメリハリを持たせるという意味でも、最低でも土・日のどちらか1日は意識的に休むようにしており、妻やロースクール時代の友人とゴルフに行ったり、法律とは違うことをすることが多いです。

    当事務所は、年末年始とお盆の時期に休業期間がありますが、その期間は海外旅行に行くこともあります。

  • そうですよね。私は業務量を調整している訳ではないのですが、特に忙しい時期でなければ、土日はしっかり休みをとるようにしています。というより、土日を休むために、平日は少し頑張ることもあると言った方がよいかもしれません。

    いずれにせよ、休みの日は、旅行に出かけたり、趣味で続けているアマチュアオーケストラの練習に出かけたりしています。そういえば先日、種池さんとは箱根の金時山に登りに行きましたね。

    今後、弁護士としてのキャリアを重ねていくなかで、忙しさの度合いに変化もあると思いますが、当事務所は少なくとも若手が常に忙殺されるような環境ではないと思います。

当事務所の指導・
支援体制について

  • 安心しました。現在当事務所では、新人弁護士が業務過多になることを防止する等のために、入所後半年間は、指導担当を付け、業務量を調整するようにしていますが、この制度についてはどのように感じましたか?

  • 指導担当の先生は、一緒に事件処理をするのと同時に、他の先生からの新件を受け過ぎないように配慮してくださいました。弁護士として勤務を始めてまもない時期は、どのような業務にどれだけの時間を割く必要があるのかについて、具体的なイメージを持つことが難しいことがあります。当事務所の指導担当制は、そのような不安を払拭するためには、とてもありがたい制度だと感じています。

  • 最初の頃は、適正な業務量も自分ではよく分からないため、指導担当の先生に業務量を調整いただけるのはありがたかったです。また、指導担当制は、誰に何を聞いていいのか分からないといった不安を解消できる点もよかったと思います。

    指導担当とは異なりますが、新人研修として、ほぼ全てのパートナー弁護士から講義があり、先生方の専門分野について幅広く学ぶことができたのもよかったですね。

当事務所が求める人材

  • 最後に、村瀬先生にお尋ねしますが、当事務所での業務に向いている方、または、当事務所で成長できる方は、どのような方だと思われますか。

  • いろいろな視点があると思いますが、あえて言うなら、意欲のある方、柔軟性のある方、素直でタフな方、でしょうか。

    先ほども話に出ましたが、当事務所では意欲があれば、いろいろなことに挑戦し、成長することができます。これを生かさないという手はないです。一方で、鳥飼先生もいろいろと新しいことに挑戦しますので、所員としてその担当になることもあります。新しいことに対応していくためには柔軟性が必要で、思考が堅いと担当業務が辛いということにもなりかねません。自分の挑戦においても、柔軟性は大切ですね。そして、成長するためには、教えられたこと、指摘されたことを素直に吸収する力、失敗にめげないタフさも必要です。

    でも、考えてみれば、このようなことは、当事務所に限らず、弁護士として成長するための基本的な要素である、と改めて思いました。

募集要項