またまた日本郵政

 日本郵政がまたやってくれた。顧客情報無断流用1,000万人分だそうだ(3月19日日経)。看板は民間金融機関だが、中身としては公的組織すなわち「お上」意識は変わらなかったということか。グループ会社のトップの多くは総務省のいわゆる天下りだ。民間金融機関に求められるガバナンスをトップも理解していないのだろう。前例踏襲主義、昨日までやってきたことは今日も明日も許される、と思っていたのだろう。

 鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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