社外取締役兼職

 社外取締役の3社以上の兼職が24%に、女性に限れば34%になるそうだ(10月30日日経)。かくいう筆者も3社兼職している。単純にいえば社数が増えればその分1社あたりに割ける時間も減るということにはなる。しかし、時間的負担は会社によってまったく異なる。出席を要請される会議の数、事前説明や準備の負担、訪問を要請される内外の拠点の数などにもよる。

 また、どれだけ自主的にコミットするのかによっても異なる。筆者などは、おせっかいにも、役職員への勉強会を企画しているからその分も負担にはなる。いずれにせよ兼職社数だけでは判断できない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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