株主対策は信託銀行

 知った顔の写真が日経(9月13日)に載っていたので、また信託のことを書いてみよう。信託銀行は企業の株主管理・株主総会事務をやっている。事務なので付加価値の少ない業務で価格競争が厳しかった。

 しかし昨今は信託銀行の当該部門は、株主管理・株主総会事務を超えて、株主(アクティビスト含む)対策やそもそもの企業のガバナスにまで助言サービスを提供している。

 企業とは長い付き合いがあり今後もそれは続く。株主対応に問題が起きたら、スポット的にコンサル会社に助言を頼むのではなく、まずは、信託銀行に相談するように勧めている。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ