減らない高齢者の金融資産

 高齢者の金融資産は60-65歳の平均で1,800万円。これが85歳でもその減少幅は1割台だそうだ(7月29日日経)。「何かあったらどうしよう」症候群か。ただ、平均は1,800万円としても、1億円を超える富裕層が平均を上にひっぱっているから、中央値は1,000万円以下かもしれない。そうするとなかなか野放図に消費はできないだろう。

 若年層から中年層の資産運用は新NISAで決まりとして、一番資産を持っている高齢者層については、運用より承継が主戦場であることに変わりはないか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

 

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