ビットコインどこ逃げた?

 DMM系の暗号資産交換事業者から、482億円相当のビットコインが流出した(6月2日日経)。この手の事故(犯罪)は間欠泉のように起きる。被害の総額も相当なものだ。それでも事業を続けるのだから儲かる事業なのだろう。

 それにしても、事故防止のため顧客からの預かりビットコインは、コールドウォレットと称されるインターネットから切り離された「お財布」に保管されていたはずだ。どうやって盗んだのだろう。巧妙なIT犯罪者には破れない「お財布」はないということなのか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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