退職代行繁盛

 ゴールデンウィークが明けて会社に行きたくなくなった人が増えて、退職代行業が繁盛しているらしい。この業務が生まれたときに弁護士法違反が懸念されていた。しかし会社と交渉に至らないように寸止めしたり、バックアップに弁護士と提携したりして上手くやっているのだろう。

 「最後のけじめくらい自分でつけろ」との良識的な意見もある。しかし、退職意向を自分で伝えられる(しかも面前で)人は、そもそも入社してすぐにやめたりしないだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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