ビッグモーターの救世主は伊藤忠
ビッグモーターの救世主は伊藤忠になった。積極的であるのはもちろん抜け目ない商社のことだから、十分に勝算はあると踏んだのだろう。
他方、ビッグモーターは全工場の8割で不正があったとして追加的な処分を受けている(3月7日日経)。8割の工場で不正をしていたとすると、もはや同社は「遵法意識が希薄」であるレベルを超えて「違法意識が蔓延」しているといえる。従業員の多数は違法行為を通常業務としてとらえているのだろう。
こうした従業員の意識を経営者が代わることによって変えることができるのか。コンプライアンスの実験だ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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