中国格付けネガティブ

 ムーディーズは中国のソブリン格付けの見通しをネガティブとした(12月6日日経)。今の経済状況では当然ともいえる。ちなみに、現状の中国の格付けは日本と同じA1だ。経済状況の悪化に加え、不透明な政策により、中国からは外資はもちろん、中国企業も逃げ出し始めているとようだ(「中国企業もベトナムシフト」(12月6日日経))。
 もっとも、個人的には格付け会社を信頼していない。リーマンショックのときのドタバタを見れば後追いであることは明らかだ。格付け会社を格付け「機関」と誤って称して、あたかも公的権威のように感じている人がいるようだが間違いだ。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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