中国版PKO

 上海総合株価は、節目の3000を割った後若干持ち直している。中国政府系ファンドが値崩れを防ぐためETFを買ったためと言われている(10月25日日経)。日本でもバブル後の株価急落を防ぐため日銀が株を買った。市場ではPKOと称されて自由市場への当局の介入として非難されていた。PKOはPrice Keeping Operationのことだが、そもそもは、国連の Peace Keeping Operation をもじったものだ。
 中国経済の日本化が言われているが、当局による株価対策でも同じ事象が表れている。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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