オフィス空室率米中「カップリング」
「オフィス 世界で空室の山」という記事が日経に出ていた(6月11日)。しかし、記事中のグラフを見れば、空室の山になっているのはシカゴや上海など米中の大都市だけで、東京を含み他の国の大都市はそんなことはない。空室率は低位安定かむしろ下がっている。
米中大都市空室率の「カップリング」は面白いというか深刻だ。記事が指摘するように、金融不安(オフィスデベロッパーへの融資焦付きや貸し渋り)の火種があるだろう。日本の株価は急騰しているが、米国や中国発の金融不安に水をかけられるかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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