司法DXの進展で弁護士の仕事はどうなるか
少し前までは、IT化の進展で必要がなくなる法律職としては、行政書士や司法書士、税理士などが挙げられていた。弁護士は安全地帯にいた印象だ。しかし、チャットGPTの出現によって、弁護士も安穏としていられなくなりそうだ。
まだ、裁判所を筆頭に、司法の世界はアナログが幅を利かしている(「ホントにできる?司法DX」最近の日経連載記事参照)。遺言や戸籍などの相続の道具もまだアナログだ。これらが一新されないと、完全デジタルの世界はやって来ないのだろう。しかし、「普通の」弁護士の住む場所は確実に狭くなっていくだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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