PBR1倍割れ

 東証がPBR1倍割れの企業(なんと1800社もある)に、改善策の開示を要請する(3月31日日経)。PBR(株価純資産倍率)が1倍を割れているということは、株価が1株当たりの純資産額を下回っているという、ある意味異常事態といえる。換言すれば、市場はその企業が存続して事業を継続する価値を認めていない、ということになる。
 PBR1倍割れはおろか、0.2倍近辺には地銀が軒を並べる。地銀の将来性を市場がどう見ているかを端的に表しているということだ。ちなみにメガ3行も1倍を割れている。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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