テック企業の栄枯盛衰
イーロン・マスク氏による残酷な大量解雇がなされたツイッター。同社だけでなく、いわゆるテック企業は相次いで大量人員削減に動いている(日経等)。バラ色の成長神話は現実のものとはならず、結果大量の余剰人員を抱えたことによるとされる。
加えて、テック企業の持つ成長も早いが、衰退も早いという性質もあるのではないか。大規模な生産設備や多年に及ぶ研究開発投資が不要な分だけ、参入障壁が低いのかもしれない。あるいは参入障壁を設けること自体、テック産業の性質と矛盾するのかもしれない。
ツイッターは日本では有名だが、世界規模ではSNS業界の15位だそうだ(今週号ニューズウィーク日本版)。10年後にはSNS会社のうち何社が残っているのだろう。20年後にはSNSプラットフォームという概念も残っていないかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
横地 未央
ジョブ型人事指針の公表について
2024年8月28日、内閣官房、経済産業省および厚生労働省は「ジョブ型人事指針」(以下「本指針」とい…
-
2024.11.20
島村 謙
広範な配転命令権を認めなかった最高裁判決とジョブ型雇用
少し前ですが、大学受験を控えた高校生と話す機会がありました。ITエンジニアになりたいそうで、そのため…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…