貧乏なNPO

 認定NPO法人のうち33%は、収入が1千万以下だそうだ(11月8日日経)。これでは収入の多くが経費に消えて、本来の活動に回せるお金はほとんどないのではないか。あるいは、構成員は手弁当でやっているのだろうか。これでは長続きしない。
 NPO法人の収入の多くは寄付に依存している。しかしその認知が低くて寄付が集まらないのだろう。他方、国境なき医師団などは広告宣伝を積極的にやって、寄付収入も多額に上るようだ。日本発祥の法人にもがんばってもらいたい。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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