不正行為の三角形
企業内で不正行為が発生するには、「動機=プレッシャー」、「機会」、「正当化」の3つの要素すべてが整うことが必要であるとの理論がある。デロイトトーマツの調査結果もおおむねこれを裏打ちするものだ(10月24日日経)。
同調査の筆頭に挙げられる「業績などを優先する組織風土」とは、業績や部門目標などの達成について強いプレッシャーを受けるということとほぼ同義だ。「人事の固定化」、「第三者のチェック不足」や「ルールやマニュアルの未整備」は、一人で不正ができる「機会」を与える。「組織風土」というくくりで表されるのは、組織の中では、誰もが、昔から、やっていたという「正当化」につながる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 | |
---|---|
業務分野 |
関連するコラム
-
2025.03.13
奈良 正哉
Madman theory
今朝のMS(テレビ東京)では、解説委員がトランプ氏の関税政策を評して、Madman theoryと…
-
2025.03.12
奈良 正哉
株主優待復活
グローバル企業代表であるトヨタを含め「株主優待」制度を新たに始めたり、復活させる会社が多くなってい…
-
2025.03.11
奈良 正哉
テスラ変調
世界中でテスラ車が売れなくなってきているようだ。不買運動まで起きている。テスラ社の株も暴落している…
-
2025.03.10
奈良 正哉
脱炭素ファッション
脱炭素への取組は経営ポリシーからファッションに格落ちした印象を受ける。ファッションだからまた流行る…
奈良 正哉のコラム
-
2025.03.13
奈良 正哉
Madman theory
今朝のMS(テレビ東京)では、解説委員がトランプ氏の関税政策を評して、Madman theoryと…
-
2025.03.12
奈良 正哉
株主優待復活
グローバル企業代表であるトヨタを含め「株主優待」制度を新たに始めたり、復活させる会社が多くなってい…
-
2025.03.11
奈良 正哉
テスラ変調
世界中でテスラ車が売れなくなってきているようだ。不買運動まで起きている。テスラ社の株も暴落している…
-
2025.03.10
奈良 正哉
脱炭素ファッション
脱炭素への取組は経営ポリシーからファッションに格落ちした印象を受ける。ファッションだからまた流行る…