1人で1人以上を扶養

 働き手1人で、1人以上の高齢者や子どもを扶養している自治体が、全国で466ある(10月12日日経)。自治体の数は1741だから、約4分の1になる。人口動向をみれば今後さらに増えるだろう。
 一部の自治体は働き手や将来の働き手である子どもを呼び込むために、いろいろな手を打っているようだ。そして効果をあげているところもある。しかしマクロ的には焼け石に水だろう。人口、世帯数が落込み、かつ働き手は都市部に集中していくことを前提に、各自治体も長期的な行政を考えていくほかないだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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