ノーベル経済学賞と平和賞

 今年のノーベル経済学賞は、バーナンキ前FRB議長他、米国の学者2人が受賞した。平和賞は、戦争当事国の人権団体だ。どういう団体かはよく知らない。
 経済学賞を獲得する人の研究分野は米国経済だ。米国は資本主義の大将であり先駆者でもある。だから経済学賞は米国の大学で米国経済を研究する米国人専用の賞のようになってしまう。
 平和賞は、マザーテレサのような人を例外として、政治的メッセージ色の濃い選択となるようだ。だからつべこべ言う人も出てくる。
 そもそもノーベルは自然科学者だったのだから、こうした領域の賞はやめたらどうか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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