空き家問題

 空き家問題は、間欠泉のようにときどきメディアに掲載される。そのうち空き家は1000万戸になり、7戸に1戸は家主がいない状態になるそうだ(9月4日日経等)。それでも新築住宅は作られ続け、新築マンションは高値のまま推移している。
 相続をきっかけ空き家になるケースが多いから、最近相続登記を義務化したり、倒壊しそうな空き家の持ち主には罰則的な規定を作った。しかし焼石に水だろう。
 複数拠点生活が普通になったり、新築住宅の建設に制限を設けたりしなければ、抜本的な解決は見込めないだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ