転職者18%減

 2021年の日本の転職者は、2019年に比べて18%減少した。労働移動率はOECD平均の半分程度だそうだ(9月7日日経)。
 ITやサービス部門での人手不足は顕著であり、テレビでも多数の転職仲介サイトがCMを流している。転職市場は以前にも増して活況かと思っていたが違うようだ。記事はコロナの影響を伝えるが、むしろ長引くコロナで「いまどき出社かよ」という不満労働者が転職する動機はより顕在化したのではないかとも思える。しかし現実は異なる。日本人は、不満や不安を抱えつつもなにより安定を求め、変化を嫌う民族なのだろうか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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