企業内弁護士の増加

 企業で働く弁護士が増加していて、3000人に迫る勢いだそうだ(8月22日日経)。企業内弁護士は典型的なジョブ型雇用だから、転勤や転属もなさそうで、雇用される弁護士にも安心感があるのだろう。また、大手企業なら経営も安定しているし、福利厚生も弁護士事務所よりはずっといい。
 反射的に、中小の弁護士事務所は採用難だそうだ。将来の独立自営という夢があっても、大手企業に伍する雇用環境を新人弁護士に提示するのは難しいだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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