東電前社長らに13兆円賠償判決
東電の前社長らに対する株主代表訴訟で、13兆円賠償判決が出た。巨額の賠償判決というと大和銀行ニューヨーク支店事件を思い出す。ただ、その賠償額は15百億円だったからその約100倍だ。いずれにせよ個人が払いきれる額ではない。保険に入っているだろうが、それでもまったく賄いきれない。
大和銀行の時は高裁がマジックを出してきて和解になったと記憶している。今回は同じマジックは出そうにない。判決が確定すれば自己破産まっしぐらだ。裁判を続けて弁護士費用を負担し続けるのか、さっさと自己破産するのか、考えどころだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.03.19
奈良 正哉
またまた日本郵政
日本郵政がまたやってくれた。顧客情報無断流用1,000万人分だそうだ(3月19日日経)。看板は民間…
-
2025.03.18
島村 謙
労働市場の変化と非上場企業の効率性
東京証券取引所が、MBO(経営陣が参加する買収)に関する新しいルールを設ける旨が報じられています(…
-
2025.03.14
奈良 正哉
石破氏しょぼい
日本のメディアでも、石破氏よりトランプ氏のほうが露出が多い。露出度はともかく、トランプ氏の話題は、…
-
2025.03.13
奈良 正哉
Madman theory
今朝のMS(テレビ東京)では、解説委員がトランプ氏の関税政策を評して、Madman theoryと…