ロシア人の支持するプーチン戦争

 今週号のニューズウィーク日本版の見出しは「歴史で読み解くロシア超入門」だ。日本人の一般的感覚では、ウクライナ戦争はプーチン戦争であって、多くのロシア人は反対しているか、少なくとも積極的に支持していない、というものだろう。しかし、記事によれば全く異なる。帝政時代から民主的であった歴史のないロシアでは、民衆は強いリーダーを望む。民主主義などという幻想ではなく、独裁的リーダーに盲目的に従うことによる安定を求める、というものだそうだ。
 記事は、ウクライナ戦の敗北によってプーチンの支持が低落して、ロシア内部から民主的な変革が起こるということを期待することはできない、としている。
 じゃあ、どうする?

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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