ウクライナとプラハの春

 ロシアの他国への軍事侵攻といえば、遠くはプラハの春を思い出す。ただ、幼かったので背景や経緯についてはわからなかったし記憶にもない。もっともソ連側の報道として、ソ連戦車隊を市民が旗を振って歓迎している映像があったような気がする。子供心に「いくらなんでもそれは嘘だろ。」と思った。今回はそうしたプロパガンダもできなかった。
 プーチンがウクライナ兵士にクーデターを呼びかけているのは、狂人のうわ言のように響く。万に一つのウクライナNATO加盟リスク排除(とされる理由)のために、億に一つのクーデターに期待するのだろうか。狂っている。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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