山口銀行グループのガバナンス
山口銀行グループの株主総会で取締役に選任されながら、直後の取締役会で代表を追われた吉村氏。最近の取締役会は、同氏に対して取締役としての辞任勧告を決議した。さらに臨時株主総会を開いて解任決議案を出すようだ(10月15日日経)。
同氏の解任は結果としてはいいのかもしれない。ガバナンスが機能しているということかもしれない。ただ、数カ月前の株主総会の決議に対する取締役会の裏切りの事実は拭えないだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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