転勤や単身赴任の廃止

 NTTが転勤や単身赴任を廃止するそうだ(9月29日日経)。
 昔は男女雇用差別は暗黙の了解だった。これが、総合職(主に男)と事務職(主に女)に雇用形態が分けられて、暗黙の男女雇用差別に根拠が与えられた。総合職は転勤・転居がある、対して事務職にはそれがないというのが雇用形態の特徴であり、賃金や昇格の格差の根拠とされた。今後はそれらは根拠ではなくなり、総合職・事務職の2ルート採用も完全に廃止されるのだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

 

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