環境アクティビスト

 温暖化ガス削減などを提唱する環境アクティビストの株主提案に対する、機関投資家の賛成が広がっているようだ(10月6日日経)。環境に対する企業の向き合い方はより真剣なものが要請される。と同時に、アクティビストそのものに向き合うか否かはともかく、この問題に関する機関投資家への向き合い方も考えた方がいい。今後はさらに環境アクティビストの動きは活発になるだろう、また、提案も定款変更というような、賛成しにくくかつ可決ハードルの高いものから、賛成しやすくかつ可決されやすい提案に洗練されていくに違いない。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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