中国不動産バブルの崩壊
中国恒大集団の危機で注目された、中国不動産バブルの崩壊懸念が大きく報道されている(9月27日日経トップ等)。中国不動産バブルの状態は日本のバブル時代より、不動産価格、債務残高とも深刻だ。マンション価格の年収に対する倍率は、中国大都市圏で50倍を超えている。日本に引き直すと、平均年収440万円とすればマンション価格は2億2千万円を超える。とても買えない値段だ。
買えない価格になってしまった不動産は、買える価格まで下がらざるを得ない。とすれば価格上昇を前提にした借金は返せなくなる。当たり前のことだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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