プライムでなくても

 東証の上場区分の変更で、最上位のプライム市場に残れるかが、地銀に限らず、現在東証一部に上場している企業関係者の間で話題になっている(9月7日日経、今週号週刊ダイアモンド)。プライム上場を果たせば、グローバルな一流企業とのお墨付きをもらえる、というイメージがある。一方、流通株比率など要件が厳しいし、開示を含めて上場維持コストも高い。人材集めの看板(9月7日日経)との評価もあるが、例えば地銀を志望する学生は、そんな看板を重視するだろうか。身の丈(スタンダード市場)でいのではというのは暴論だろうか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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