総合週刊誌の命

 週刊現代と週刊ポストは同じ日に発売になる。その表紙を見ると共通点が多い。すなわち、毎週のように老後のことと死後のことが特集されている。認知症や相続、葬式や墓などが強い関心事になっていることと、「死」がタブーでなくなったことの証左であろう。さらには、読者の年齢が高いことの表れでもあろう。中心的読者層は60歳台との調査もあるようだ。読者がさらに高齢化し、認知症になり、ついにはお亡くなりになるのと歩調を合わせて、廃刊に向かうのだろうか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ