遺贈寄附市場の広がり
5月31日日経夕刊に遺贈寄附の全面広告が掲載されている。遺贈寄附とは、自分の遺産(の一部)を公益団体等に寄附することだ。通常は遺言を書く必要があるが、「遺言代用信託」という、簡単な方法で遺贈寄附ができる金融商品も提供され始めている。
遺言の執行により、自分の死後感謝されるのも悪くはない。ただ、遺言代用信託により、寄附は死後だが感謝は生前にされるのは、もっと晴れがましい気持ちになるかもしれない。このような仕事もしているが、遺贈寄附の市場も広がってきている実感がある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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