だんだんしょぼくれるIR

 IR(カジノ統合リゾート)誘致は死んではいないが、だんだんしょぼくれてきた。大阪では、事業者はMGMとオリックスの共同グループ1社だけ、和歌山でも1社が撤退して、残りはクレアベストの1社だけになった。横浜では、そもそも地元の反対の声も大きいが、サンズ、ウインリゾーツに続いて、ギャラクシーも撤退した(日経等)。
 事業者間の競争が働かないと、自治体との交渉も事業者ペースとなり、かつ昨今の状況から規模的にもしょぼくれたものになってしまうのだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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