お天道様が見ている

 厚労省の職員が、多人数で深夜まで宴会をやっていたことが非難されている。スマホで、誰でもいつでも証拠動画が撮れるようになった。そしてそれを誰でもいつでもSNSで発信できるようになった。だから、いつも誰かに監視されているという自覚が必要だ。その意味で厚労省職員は隙があった。
 さらには、誰かに具体的に監視されていなくても、神様に見られているとか、お天道様に見られている、という自覚が必要だろう。もっとも、こんな些事を国会で取り上げて、総理大臣の責任を追及するのもどうかとは思う。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

関連するコラム

奈良 正哉のコラム

一覧へ