言論警察
森喜朗という人は生理的に合わない。今回に限らず過去から多くの舌禍事件を起こしている。歴代首相の中でも人気のない部類に入る人だ。しかし、今回の発言の内容と程度からみて、その直後の反省と撤回以上の懲罰を加えることは過剰なのではないかと思う。まるでいじめの現場で、いじめっ子側に加担しないと、自分もいじめられっ子の同類とみなされてしまうという恐怖があるかのようだ。
そのうちマスコミに先導された大衆がバーチャル言論警察を組織して、表現者の片言隻句を捉えて差別に結び付け、激しく糾弾するようになるのではないか。そのうち過去の小説などから差別表現を取り上げて、黒塗りを要求するようになるのではないか。筒井康隆氏の作品などは真黒になりそうだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.04.07
奈良 正哉
株式投資の理由
株価の暴落が止まらない。今株式投資をする「よすが」は、配当ということになろうか。大手優良企業でも、…
-
2025.04.04
奈良 正哉
アメリカ時代の終わり?
トランプ関税のおかげで世界中の株価が暴落している。アメリカ経済への打撃はもちろん、隣国や欧州から特…
-
2025.04.02
奈良 正哉
旧統一教会に解散命令
先日旧統一教会に解散命令が出た。私が同教会の存在を知ったのは50年も前のことだ。特異な勧誘方法で、…
-
2025.04.01
奈良 正哉
フジHD第三者委員会公表
昨日、フジテレビはゴールデンアワーを使って第三者委員会の調査報告書を公表していた。テレビの好きな人…