復権?「リバースモゲージ」
高齢者が自宅を担保にローンを借りて、死んだときに自宅が処分されてその金で返済される、というのがリバースモゲージと言われる。長生きリスクと担保価値減少リスクから、ながらく「キワモノ」扱いをされてきた印象である。ところが、11月17日日経に、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の、リバースモゲージの1面広告が掲載された。自宅以外に資産はない。他方、自宅に住み続けたいという高齢者が、自宅を現金化する方法として社会的認知を得てきたのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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