住宅ローンの完済年齢と70歳定年法
住宅ローンの予定完済年齢の平均が、73歳に上がっているそうだ。2015年度と比べると5歳上昇している。借入時期や借入額が上昇していることが原因とされている(10月5日日経)。通称「70歳定年法」で70歳まで働ける環境が整いつつあるが、このような状況では「働きたい」というよりも、「働かざるを得ない」ということか。それでも、マクロ的に見れば、高齢者(65歳以上)や生産年齢(15歳から65歳)の定義変更につながって、高齢者問題も、生産年齢人口減問題もオートマチックに解決するということになるかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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