みずほの働き方改革

 みずほFGは週休3日、4日勤務制度を導入する。銀行としては「在宅勤務」と称して、実質「在宅休暇」となってしまうくらいなら、いっそ名実ともに休暇としてその分の人件費を削減しようという意図もあるかもしれない。行員は銀行からのベーシックインカムを得つつ、リスクのある副業ができる。もともとメガバンクには優秀な人が多いから、その中からユニコーン企業も出現するかもしれない。ただこうした働き方を選ぶ行員は出世はできないだろう。だから銀行としては、幹部候補生にはやってほしくないと思われる。行員は、短縮勤務の申し出がすんなり認めらるか否かで、自分の立ち位置がわかるだろう。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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