「鉄道の悲劇」
今週号のエコノミストの特集は「鉄道の悲劇」と題して、JR各社をはじめとした鉄道各社の事業環境や株価などを分析している。JRはかつての国鉄である。キャリア官僚の中でも優秀者が集まるところで、職場としてこれ以上ないほど安定していた。それが民営化されてJR各社に分割された。営業地盤の脆弱な地方JRはともかく、JR東日本やJR東海は、恵まれた地盤を独占して、引続き安定した職場であった。ところがコロナ後はどうなるのだろう。両社とも私鉄各社に比較して、本業たる運輸業の割合が高い。富士通のように通勤定期代の支給を止めるところが相次いだり、リモート会議の普及で新幹線利用の出張が減少したりすれば、影響は甚大だ。親が子の就職先として期待する、永遠に安定した会社というのは幻想なのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…
-
2024.11.15
奈良 正哉
指名委員会は本物に
法定の他に任意の設置も含めて、指名委員会は機能しているようだ。社長後継者の選定議論を行っている割合…
-
2024.11.14
奈良 正哉
KADOKAWAフリーランスいじめの正当化
フリーランスをいじめても担当者の個人的な利益はない。むしろいやな気持で対応してきたのだろう。「悪い…