株価の不思議
危機的な経済状況にもかかわらず、株は値を保っている。需給面の一つの要因は、個人投資家の買いだろう(5月26日、23日、2日等日経参照)。リーマンショックのころの記憶によれば、日本中総悲観で、資産のリバランスをする年金資金以外、目立った買い手はいなかった。今回は力強い多数の逆張り投資家がいるようだ。個別株の買いに加えて、NISA、つみたてNISAによる投信の買いもあるようだ。これらの口座を新規開設する若年層も多い。コロナを前に、うなだれている人ばかりではないのはうれしいことだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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