ゾンビ地銀
緊急事態だから仕方がない。地域銀行の中小企業へのコロナ融資の多くは、保証協会の保証付きだ。仮に貸し倒れが発生しても、銀行が傷つく程度は大きくない。これに加えて銀行に公的資本を注入する条件を緩和するそうだ(5月27日日経)。保証協会に損失を転嫁し、公的資本は受け入れやすくなる。これらの合わせ技が地銀の経営モラルハザードを起こし、リーマン後に生まれたゾンビ企業に加えて、コロナ後はゾンビ地銀が生まれないか心配するところではある。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.02.26
奈良 正哉
融資の担保いまだ不動産95%
融資の担保はいまだ不動産が95%で、08年から増加しているそうだ(2月21日日経)。旧態依然たる融…
-
2025.02.21
奈良 正哉
取締役高齢化
他人のことは言えないが、取締役は高齢化しているそうだ(2月20日日経)。主な理由は、社外取締役への…
-
2025.02.20
奈良 正哉
認知症でも証券投資
認知症になっても、親族が代理人になって証券投資(新規購入)が続けられるようにするそうだ(2月20日…
-
2025.02.19
奈良 正哉
中国人がやってくる
「ニッポン華僑100万人時代」と称して日経はカラー写真付き全面特集記事を掲載している(2月19日か…