銀行預金に金利が要るのか?

 コロナ関連ではなく、かつやや古い話である。4月から大手行では、定期預金金利を、これまでの5分の1に引き下げている(4月10日日経)。とは言っても、これまで年0.01%であったものを、0.002%にしたということだ。目くそが鼻くそになったということだろうか。もはや銀行預金に金利を期待している人はいないだろう。その中で、銀行は、金利を計算して、利子税を計算して、利子税納付事務をやる必要があるのか。システムにかかる電気代だけでも無駄ではないか。預金金利はすべてゼロにして、浮いたコストでそれ以外の顧客サービスを図ったらどうか。

鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉

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奈良 正哉

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