公務員の不人気
30万円の世帯給付から、10万円の全国民給付にひっくり返されて、担当している官僚も、さぞや大変な目にあっているだろう。一方で、公務員の人気は落ちているようで、新卒の志望者は過去最低となり、転職サイトへの公務員の登録も、他職者を圧倒して増加している(3月15日日経)。役所は今や日本を代表するブラック職場のようだ。他方、これまで高度成長を主導した官僚の姿はもはやなくなった。例えば、コロナ対策でも、民間の協力提案の前に立ちはだかる、邪魔な石になっているようだ。もっとも、公務員は経済成長を主導する立場にはないから、優秀な人ほど民間で活躍した方がいいのだろう。その意味で、公務員の不人気は日本経済にとって歓迎すべき傾向なのかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.01.22
奈良 正哉
フジスキャンダル
中居スキャンダルはフジスキャンダルに発展している。同氏と女性の間のトラブルへの社員による関与疑惑に…
-
2025.01.21
奈良 正哉
トランプ大統領就任
トランプ新大統領の就任演説を聞いていると、つくづく日本人が嫌いそうな人だなと思う。半面アメリカ人有…
-
2025.01.20
奈良 正哉
固定資産税還付訴訟
払い過ぎた固定資産税を返してくれ、という訴訟の弁論が17日最高裁で行われた。対象の固定資産は複雑な…
-
2025.01.17
奈良 正哉
後見人行政申立て
認知症高齢者を保護する制度として後見人制度がある。後見人の申立てをするのは、制度上第一に親族が位置…