遂に信託報酬ゼロ投信
野村証券グループが信託報酬ゼロの投信を売り出す(2月26日日経)。このところ、つみたてNISA用に信託報酬を低く抑えた、インデックス型の投信の投入が増加していたが、遂に信託報酬はゼロになった。ゼロの訴求力は大きいから、競合他社も追随するのだろう。たこ足毎月分配型投信人気といういびつな発展を遂げてきた日本の個人投信市場も修正がなされ、今後は低(ゼロ)報酬のインデックス型中心に発展していきそうだ。今回は外貨建ての投信だから、信託銀行に円貨と外貨の交換による為替売買益は発生するのだろう。だから全く収益性がない商品ということではないと思われる。もっとも、投信会社等の収益にとっては厳しい商品が発展の中心になりそうだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.12.25
奈良 正哉
香港不動産の苦境
香港の不動産市況は中国本国の余波を受け芳しくない。賃料はピークの半分になっているとのことだ。これで…
-
2024.12.24
奈良 正哉
貸金庫ビジネスの行方
三菱UFJ事件の後、時々貸金庫について聞かれる。ただ支店事務の経験がないのでよく知らないというのが…
-
2024.12.23
奈良 正哉
中国30年国債利回り
中国の30年物の国債の利回りが日本のそれを下回ったという、マニアックで地味な記事がある(12月3日…
-
2024.12.20
奈良 正哉
ホンダ日産経営統合
ホンダと日産は経営統合する方向だ。事実上ホンダによる日産の救済だろう。 日産は、スカイラインやフ…