ブレグジットと若者の投票価値
本日1月31日ブレグジットが実現する。その前提となった英国国民投票では、スコットランドと北アイルランドは残留派多数で、離脱派多数地域との地域分断が深刻になった。同国の成り立ちからすれば仕方がないのかもしれない。加えて、残留多数の若者と離脱多数の老人の世代分断も鮮明になった。ここで暴論を吐く。例えば80代の老人は自国と運命を共にするのは後数年だ。対して、20代の若者のそれは、60-70年に及ぶだろう。とすれば、老人と若者の投票価値は同じでいいのだろうか。若者の投票価値を老人の数倍に引き上げないと、若者は救われないのではないだろうか。ほぼ同じことが日本にも当てはまりそうだ。ほっておくと、老人による老人のための政治に陥りがちだ。若者にいくら投票を呼び掛けても、忙しい若者は暇な老人にはかなわない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.04.07
奈良 正哉
株式投資の理由
株価の暴落が止まらない。今株式投資をする「よすが」は、配当ということになろうか。大手優良企業でも、…
-
2025.04.04
奈良 正哉
アメリカ時代の終わり?
トランプ関税のおかげで世界中の株価が暴落している。アメリカ経済への打撃はもちろん、隣国や欧州から特…
-
2025.04.02
奈良 正哉
旧統一教会に解散命令
先日旧統一教会に解散命令が出た。私が同教会の存在を知ったのは50年も前のことだ。特異な勧誘方法で、…
-
2025.04.01
奈良 正哉
フジHD第三者委員会公表
昨日、フジテレビはゴールデンアワーを使って第三者委員会の調査報告書を公表していた。テレビの好きな人…