クラウドファンディング業者の行くところ
クラウドファンディングの仲介業者が先日マザーズに上場した。クラウドファンディングの資金調達手法としての利用は、上場企業にまで広がっているそうだ(12月19日日経)。もともとクラウドファンディングは、公益的であったり、相互扶助的であったりするのが本質なのかと思っていたら、どうやら貸付けや出資といった、純粋に資金調達的利用が多いことが分かった。企業の資金調達としては、増資や、社債発行や、一般的には銀行融資が考えられるが、そうした調達ができない企業が利用しているのだろうか(同日経参照)。名前はかっこいいが、中国の融資平台のような、出資者の保護が不十分なノンバンクの変形になっていくリスクがあるようにも思う。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…
-
2024.11.15
奈良 正哉
指名委員会は本物に
法定の他に任意の設置も含めて、指名委員会は機能しているようだ。社長後継者の選定議論を行っている割合…
-
2024.11.14
奈良 正哉
KADOKAWAフリーランスいじめの正当化
フリーランスをいじめても担当者の個人的な利益はない。むしろいやな気持で対応してきたのだろう。「悪い…