遺贈寄附
相続人がいないと最終的に遺産は国に帰属する。その金額は、多死時代を迎え、未婚率の上昇に伴って、順調に?増加している。自分が生きてきた証が税金のように国に召し上げられるのは、なにか切ない気持ちになる。なので、遺産を寄附したいという希望を持つ人も増えている。日本財団のアンケートでは、配偶者も子供もいない人のうち、4割を超える人が、遺産を寄附する希望があるようだ。だがそのためには原則的には遺言を書かなければならない。この遺言を書くというハードルはかなり高い。そのハードルを低くしようと、信託を利用した金融商品がネット専業の信託銀行から提供され始めている。