海外不動産投資による節税に「まった」
海外不動産投資による節税ができなくなる方向だ(11月27日日経)。例えば、米国ハワイ州やカリフォルニア州の不動産を日本人が買うのは、純粋な別荘保有動機やキャピタルゲイン狙いの投資よりも、節税目的の投資がずっと多かった印象だ。細かなスキームの説明はしないが、超富裕層にだけ与えられた特権的な節税策と言っていいだろう。だから不公平感は、普通の人にもあったし、課税当局にもあったことだろう。これができなくなるとすると、日本からの海外不動産投資は大幅に減るかもしれない。これにより、特に日本人に馴染の深いハワイ州などでは、不動産価格の下落を誘発するかもしれない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.04.07
奈良 正哉
株式投資の理由
株価の暴落が止まらない。今株式投資をする「よすが」は、配当ということになろうか。大手優良企業でも、…
-
2025.04.04
奈良 正哉
アメリカ時代の終わり?
トランプ関税のおかげで世界中の株価が暴落している。アメリカ経済への打撃はもちろん、隣国や欧州から特…
-
2025.04.02
奈良 正哉
旧統一教会に解散命令
先日旧統一教会に解散命令が出た。私が同教会の存在を知ったのは50年も前のことだ。特異な勧誘方法で、…
-
2025.04.01
奈良 正哉
フジHD第三者委員会公表
昨日、フジテレビはゴールデンアワーを使って第三者委員会の調査報告書を公表していた。テレビの好きな人…