停電は東京電力のせいなのか
千葉県では台風による停電が続いている。停電の復旧時期が後ずれしている東京電力の担当者の記者説明が、連日流れている。まるで同社の過失によって復旧が遅れているかのような取り上げ方だ。誰かのせいにしたいのは人間の性かもしれないが、停電は台風のせいであり、復旧の見込みがずれ込むのは、被害の程度や範囲に関わる情報が初期段階では、十分に取得できなかったせいだろう。原発事故の地裁判決が近々出て、東電の過失の有無が判断されるが、これ違って停電復旧が長引くことに東電の過失はないだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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